サッカーに多い障害・外傷
サッカーで多い怪我は、足首(足関節)の捻挫です。
特に外くるぶしの前にある前距腓靭帯という靭帯を痛めるケースが多く、ジュニア期では外くるぶしの骨が剥離骨折を併発している場合もあるので注意が必要です。
足首周りには体のバランスを保つために、一種のセンサーのような役割を持つ組織がたくさんあります。
捻挫によりセンサーが機能しなくなると、体全体の微妙なバランス感覚が狂い、肉離れや足関節捻挫の再発の原因となることも多いです。
また世界的にサッカーをプレーする選手に多い障害としてグロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)があります。
中田英寿、小野伸二、カカ、ジダン、ロナウドなどもこの症状をもっていたため引退に近づいたとも言われています。
偏った早くて強いインサイドキックや内転筋(内ももの筋肉)と腹筋のバランスの乱れなどが原因とされていますが、捻挫や肉離れなどを繰り返し、運動協調性に問題があるままプレーしたことも要因の一つだと考えられています。
当院では、サッカーをプレーする方のサポートを特に強みとしています。
〜代表的な外傷・障害〜
- 足関節捻挫(フットボーラーズアンクル)
- 肉離れ
- シンスプリント
- オスグッド
- セーバー病
- ジョーンズ骨折
- グロインペイン症候群